奈良大文字焼き送り火

 
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 昭和35年。 8月15日の終戦記念日である盂蘭盆(うらぼん)に奈良県出身の戦没者29243人を
供養する為に、後の市長である鍵田忠三郎氏をはじめ有志の発願によって高円山に創設されたそう
です。
 
 大の文字は宇宙を意味し人体に潜む七十五法という煩悩の焼却と諸霊に供養する清浄心を現して
いるそうです。
 
 
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 この火床は京都の大文字より大きく、日本最大の大きさを誇ります。
 
 「大」の文字の大きさは、第一画目が109m,第二画目が164m,第三画目が128mあります。
 火床の数は人間の煩悩の数と同じ108つあります。
 
 
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 法要は春日大社境内である飛火野で行われます。
 
 神仏融合の法要で、まずは神式でおこなわれ、つづいて仏式で行われます。
 
 写真は、僧侶が戦没者過去帳を神官に手渡すところです。
 
 
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 写真は東大寺長老の狭川宗玄師が書かれたうちわ。
 
 このほか西大寺長老の大矢實圓師の揮毫、大安寺貫主の河野良文師の書かれたうちわがあります。
 
 
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 20時、高円山の火床から『大』の文字が浮かび上がります。
 
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 場所を移して、浮見堂から。
 
 ここはこの位置からでしか『大』の文字が見えず、多くの方が三脚を立ててられました。
 
 30分も過ぎたころ、火も落ち帰り支度を終えた頃やっと撮影できました。
 
 露光時間を多く取り、なんとかこんな感じです。
 
 
 
 戦争をもう二度と起こさないよう、切に切に願います。
 
 
 
 
 
■撮影日  2013年8月15日(木)