登美山鼻高 霊山寺(りょうせんじ)

霊山寺入口

イメージ 1


□縁起 千三百余年の昔右大臣小野富人(通称鼻高仙人)が、湯屋に薬師三尊仏を祀り、薬草風呂にて
    諸人の病を治したのが遠因である。
□創建 天平八年(七三六年)聖武天皇の勅命で、行基菩薩が伽藍を建立。印度婆羅門僧菩提僊那
    地相がインド霊鷲山に似ているので霊山寺と名づけた。境内に菩提僊那の墓がある。
□経過 鎌倉時代北条時頼の帰依厚く、多くの寺領を下付され、本堂の改築、伽藍の大修理成り、
    豊臣秀吉徳川家康、また寺領を寄進、以降徳川幕府御朱印寺として寺勢二十一か坊を数え
    た。明治維新廃仏毀釈により伽藍の規模半減、二百体の仏像焼却に遭うも、昭和平成時代に
    至り再度隆盛を見る。

□所在地 奈良市中町3879  tel 0742-45-0081

                               【霊山寺パンフレットより】


幸せを呼ぶ鐘

イメージ 2


 参拝者は先ず本尊に妙音を捧げ、次いで平和と日々の幸せを誓願する鐘を撞いてください。

小坊主とにゃんこ

イメージ 3


 寺内にある食事処『仙人亭』の前に、こんなかわいいものがありましたよ。
 こちら様も仏様なんでしょうか? お賽銭もありました。

東光院参道

イメージ 4


 この道を登ると東光院があります。また黄金殿、白金殿が煌びやかに輝いていました。

本堂(国宝)

イメージ 5


 鎌倉時代の代表的建物。弘安六年(1283)改築、昭和十七年(1942)解体修理を行う。
 本尊薬師如来、脇侍日光・月光菩薩は春日厨子内にあり秘仏十二神将・二天王・大日・阿弥陀如来(以上重文)・行基菩薩・菩提僊那を祀る。

鐘楼(重文)

イメージ 6


 室町時代の建立。黒塗板張り腰袴姿で吊鐘に縁起が刻んである。

三重塔(重文)

イメージ 7


 鎌倉時代中期の建立。初重内部全面に巨勢金岡筆と伝わる極彩色の壁面(非公開)がある。

行者堂

イメージ 8


 神変大菩薩不動明王青面金剛を祀る。九月十五日紫燈護摩法要が行われる。

開山大師堂

イメージ 9


 弘法大師を本尊とし、歴代徳川将軍の位碑を祀る。

 この他にも、辯天堂・黄金殿白金殿・奥の院・鎮守社殿・六福神・八体仏霊場・ばら園などがあります。六福神・八体仏霊場・ばら園は別コーナーでUPします。

 この日は暑かった。 ばら園の薔薇が見頃という事で、霊山寺に訪れましたよ。
 ばら園は、薔薇の香りがプンプン、200種類2000株の薔薇が咲き乱れていました。
 あまりの暑さに、お昼には早い11時半に、寺内の『仙人亭』で食事を頂きました。
 昼からは、奥の院へ向かいテクテクと・・・・・・
 ははは! 鳥居まではあるいたんですが、下りの階段が出現! 帰りにこの階段を上る事を考えたら・・・・・・・足は来た道へむいてましたよ~
 本殿に入りお香の香りに浸り、鐘楼、開山大師堂・三重塔・行者堂など寺内を見学して再びばら園へ、約100種をカメラに収めて、14時半頃退散いたしました。






■撮影日  2008年5月23日(金)
■撮影場所 奈良市中町3879  霊山寺薔薇園