屋就神命神社 (太子道シリーズ)

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多神社から、飛鳥川を渡り西へしばらく進むと右手に屋就神命神社があらわれます。
屋就神命神社は、少し盛り上がった所にひっそりと田んぼの中にありました。

式内社 大和國十市郡 屋就神命神社 
読み名は、やつぎかみのみことじんじゃ
鎮座地は、橿原市大垣町字屋就40
祭神は、屋就神・「五郡神社誌」「明神」で天明豊玉命とする。
由諸は、多坐弥志理郡比古神社の摂社の摂社の扱いで皇子神。もと八剣神社と言う。
    天理市田井庄町の八剣神社の由諸に「神代のむかし素盞男命八岐の大蛇を
    退治されたとき、大蛇が身を変え天へ昇りて水雷神となって神剣に扈従して
    布留川上日の谷に天降り臨幸して鎮座す。貞観年中に八剣神として祭られた。」
    とある。 この布留川上日の谷とは天理市の東方の山中であるが、この辺り
    より東方には多氏が居住しており、多神社付近との繋がりが感じられる。

この矢就神命神社には言い伝えがあり、斑鳩に宮が定まる前に飛鳥から射られた矢は
ここに落ちたそうです。しかし、飛鳥からは近すぎると言う事で、この矢を放ちます。
その矢は屏風の杵築神社に落ちたそうです。そして三の矢が斑鳩に落ちました。
このことから、矢継ぎの名が付けられたと言われています。