《42》　大和の北西部に位置する　北田原城

南側から見た、北田原城

　国道１６３号線と１６８号線が合流する地点の山に北田原城があります。
主郭は右側のこぶに、副郭は鉄塔の建つこぶに位置しています。

　主郭には、北東の隅に櫓台らしき高台があります。北田原城で一番標高が
高い部分で、この櫓台からはおそらく城の周辺が一望できたと思われます。

　北田原城は南側からの民家から入るルート、東側から入る２本のルートを
見つける事ができました。
　今回は、民家から入るルートから入り、大峰山の祠がある郭、その背後に
ある土塁を経て主郭に。主郭から副郭の間には２本の堀切がありました。
この堀切は、主郭側の堀切を南側から写したものです。

　すべてのルートがここに通じます。

　「北田原町北」の交差点から集落に入り、奥に進むと赤い屋根の家が右手
にあります。そこを目印に更に奥に入った民家のところから入れます。
　他に、東側に関西電力の鉄塔の整備道として２本あり、その道はどちらも
副郭の鉄塔へ繋がります。　

所在地　生駒市北田原町
形式　山城
高さ　標高３０５ｍ　比高６５ｍ
規模　南北１３０ｍ　東西９０ｍ
築城年代　不明
築城者・城主　不明
遺構　郭・空堀・竪堀

登城日　２００６年３月７日（火）／　２００７年１２月１８日（火）

【参考サイト　　奈良大和路「気分はコクジン２」】
http://gfi401.fc2web.com/narakokujin2-08.htm