丹生川上神社下社
本来は1つの神社であるが、明治以降、歴史的経緯により上社・中社・下社の3つの「丹生川上神社」が
ついて説明する。
降らし霖雨を止めむ」との神託により、丹生川の川上に雨水の神を祀ったのに始まると伝える。
し、江戸時代に入ったころには丹生川上神社の所在自体がわからなくなってしまっていた。
村大字丹生、今の下市町長谷)にある丹生大明神(現在の下社)に比定する説が有力となった。
神社を下社、奥宮を上社に改めた。 さらに、大正時代に入って森口奈良吉が、高見川流域の東吉野村の
郷社の蟻通(ありどおし)神社(雨師明神)が本来の丹生川上神社であると主張し、これが認められたこ
戦前は、3社で1つの神社としていたが、戦後は分離独立し、それぞれが宗教法人格を取得した。
その際、中社は正式名称から「中社」を取った「丹生川上神社」として法人格を取得している。
平成10年(1998年)3月、丹生川上神社上社が大滝ダムの建設に伴い水没予定地内に入ったため、山の
中腹に遷座した。旧境内地の発掘調査により、旧本殿の下から11世紀末以前とみられる祭壇跡が出土して
いる。
紅葉に包まれた、丹生川上神社下社
御手洗渓谷からの帰り道、紅葉がきれいな神社が目に入って立ち寄ることに。
駐車場には、『日本最古の水の神』と書かれたのぼりが何本も立てられていました。
境内に入ると、一面落ち葉が敷き詰められていて、何ともいえない光景が。。。。
誰一人いない境内。時間が止まったような不思議な世界がここだけあるような。。。