飛鳥坐神社 おんだ祭 その1
毎年二月の第一日曜日に、ここ飛鳥坐神社で『おんだ祭』が行なわれます。
このおんだ祭は、正式には『お田植神事』と言うが、いつ頃から始まったのかは神社の記録や文献にも
於ける四大性神事のひとつで、その中でも一番露骨な祭りとして『おんだ祭』が上げられ、まさに日本一の奇祭といえるでしょう。
神事は午後2時に一番太鼓が叩かれ、飛鳥坐神社の拝殿で行なわれます。
まずは、翁が『田均し』を行ないます。
続いて、天狗と黒牛が『畝つくり』、『水口つくり』を行い、農耕の所作を一通り行ないます。
あらあら、耕作機が御座に引っかかり宮司さんが登場です。
黒牛は気付かず、ぐいぐいいってますね。
牛はなかなかいう事を聞きませんね。 興奮したのか、お決まりの場外乱入です。
宮司が耕された田に、『種まき』を行います。
そして田植えの式、『植つけ』の作業を行ないます。
再び、翁・天狗・黒牛が登場して、苗松を参拝者の頭上に投げつけます。
この苗松を各自の田の水口に突きさして置くと、農作物に虫がつかないといわれ、村民は争ってこれを
この苗松を各自の田の水口に突きさして置くと、農作物に虫がつかないといわれ、村民は争ってこれを
奪い合います。