飛鳥坐神社 おんだ祭  その1

天下の奇祭 飛鳥おんだ祭

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 毎年二月の第一日曜日に、ここ飛鳥坐神社で『おんだ祭』が行なわれます。

 このおんだ祭は、正式には『お田植神事』と言うが、いつ頃から始まったのかは神社の記録や文献にも

残っておらず不明です。ただ昔から慣例として、飛鳥の農民が続けてきた行事です。
 
 この祭りは、三河の『てんてこ祭』、尾張の『田県祭』、大和江包の『網かけ祭』とともに、西日本に

於ける四大性神事のひとつで、その中でも一番露骨な祭りとして『おんだ祭』が上げられ、まさに日本一の奇祭といえるでしょう。

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修袚(しゅばつ)の儀
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 神事は午後2時に一番太鼓が叩かれ、飛鳥坐神社の拝殿で行なわれます。

献饌の儀
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撤饌の儀
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お田植え神事

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 まずは、翁が『田均し』を行ないます。

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 続いて、天狗と黒牛が『畝つくり』、『水口つくり』を行い、農耕の所作を一通り行ないます。

 あらあら、耕作機が御座に引っかかり宮司さんが登場です。

 黒牛は気付かず、ぐいぐいいってますね。

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 牛はなかなかいう事を聞きませんね。 興奮したのか、お決まりの場外乱入です。

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 宮司が耕された田に、『種まき』を行います。

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 そして田植えの式、『植つけ』の作業を行ないます。

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 再び、翁・天狗・黒牛が登場して、苗松を参拝者の頭上に投げつけます。
 
 この苗松を各自の田の水口に突きさして置くと、農作物に虫がつかないといわれ、村民は争ってこれを

奪い合います。

神楽舞「浦安」奉納

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■撮影日 2009年2月1日(日)
■所在地 奈良県高市郡明日香村飛鳥 飛鳥坐神社
■機材  EOS-40D EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USM  EOS-デジタルX EF 70-200mm F4L IS USM