飛鳥坐神社 おんだ祭 その2
鳥居横の社務所から黒紋附に赤い蹴出しもなまめかしいお多福と、チョンマゲのボテかつらに印袢天と
いう異様な天狗が、相寄り添い抱き合って静々と参道を登り、拝殿に向かいます。
お多福は女装の男ですが、色気たっぷり?演技も『主演女優賞』をあげれるほど、バッチシです。
お多福は女装の男ですが、色気たっぷり?演技も『主演女優賞』をあげれるほど、バッチシです。
いよいよ舞台へ上がると、翁を仲人として『婚礼の式』が行なわれます。まずお多福は神官二人の前に
一つづつ、山盛りにご飯を盛った『鼻つきめし』をお膳にのせて差し出します。
まずは、天狗が。。。。。 ありゃりゃ~
天狗が鼻つきめしの膳の前に来て、一尺ぐらいのリンガ形の竹筒を股のところにあてがう。 そして、両手で握りながらグルグル廻し、ピンと立てて拾うかも男根勃起の形状で酒をつぐ所作をしま
す。これを『 汁かけ』といいます。厳然と端座する神官の鼻先で、かくの如く珍妙な格好をするの
だから滑稽ですよね。
お多福さん、初々しいですね。
ここからは。。。。。。
この式を、『種つけ』といいます。
翁が岡焼半分の動作をしたり、微妙な脇役の演技を見せたりして盛んに笑わせてくれます。
はじめ翁は、うしろで何故飛び跳ねてるんだろうと思いましたが、天狗の手助けをしてたんですね。
進行を携わっていたお姉さんの表情も楽しませてくれました。
このお顔を見ると、この奇祭のすごさもわかりますよね。
股間をふいてその紙を参拝者に投げつけます。この紙を『ふくの紙』といい、この紙を手に入れた人は、
幸運が訪れると言われます。
(実際、昨年の神事でこの紙を手にした人は、すぐに素敵な彼氏が見つかりもうすぐゴールインなんです
よー。。。。)
また、この紙を持ち帰り、その晩闇房で使用すると子宝が得られるといい伝えられるので、子供のいない夫婦は特に『ふくの紙』を手に入れたがるそうです。事実、十何年目に妊娠した事例も多く、神社に令状が来ているから、神の力はすごいものです。
そうそう、この『種つけ』。。。。なんと2回もしちゃったんですよ。
ちなみに。。。。。 あかん、あかん、ここまでにしときます。