飛鳥坐神社 おんだ祭 その2

お待たせしました! いよいよ、奇祭のはじまりです

イメージ 1



イメージ 2


 お田植え神事が終わり一段落すると、二番太鼓の合図とともに第二部の行事がはじまります。

 鳥居横の社務所から黒紋附に赤い蹴出しもなまめかしいお多福と、チョンマゲのボテかつらに印袢天と

いう異様な天狗が、相寄り添い抱き合って静々と参道を登り、拝殿に向かいます。
  
 お多福は女装の男ですが、色気たっぷり?演技も『主演女優賞』をあげれるほど、バッチシです。

 いよいよ舞台へ上がると、翁を仲人として『婚礼の式』が行なわれます。まずお多福は神官二人の前に

一つづつ、山盛りにご飯を盛った『鼻つきめし』をお膳にのせて差し出します。

イメージ 3イメージ 4

 いよいよ西日本四大性神事。。。いやいや日本一の性神事がはじまります。

まずは、天狗が。。。。。 ありゃりゃ~



 天狗が鼻つきめしの膳の前に来て、一尺ぐらいのリンガ形の竹筒を股のところにあてがう。

 そして、両手で握りながらグルグル廻し、ピンと立てて拾うかも男根勃起の形状で酒をつぐ所作をしま

す。これを『 汁かけ』といいます。厳然と端座する神官の鼻先で、かくの如く珍妙な格好をするの

だから滑稽ですよね。

イメージ 5


 お多福さん、初々しいですね。

イメージ 6


 ここからは。。。。。。

 この式を、『種つけ』といいます。

イメージ 7



イメージ 8


 翁が岡焼半分の動作をしたり、微妙な脇役の演技を見せたりして盛んに笑わせてくれます。

 はじめ翁は、うしろで何故飛び跳ねてるんだろうと思いましたが、天狗の手助けをしてたんですね。

イメージ 9


 進行を携わっていたお姉さんの表情も楽しませてくれました。

 このお顔を見ると、この奇祭のすごさもわかりますよね。

イメージ 10


 いよいよクライマックスです。種つけが終わると二人は、やおら立ち上がって懐中から紙を取り出し、

股間をふいてその紙を参拝者に投げつけます。この紙を『ふくの紙』といい、この紙を手に入れた人は、

幸運が訪れると言われます。

(実際、昨年の神事でこの紙を手にした人は、すぐに素敵な彼氏が見つかりもうすぐゴールインなんです

よー。。。。)

 また、この紙を持ち帰り、その晩闇房で使用すると子宝が得られるといい伝えられるので、子供のいない夫婦は特に『ふくの紙』を手に入れたがるそうです。事実、十何年目に妊娠した事例も多く、神社に令状が来ているから、神の力はすごいものです。

 そうそう、この『種つけ』。。。。なんと2回もしちゃったんですよ。

 ちなみに。。。。。  あかん、あかん、ここまでにしときます。