真言宗 別格本山 元山上 千光寺

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 千光寺に向かう途中にあった滝。 この滝に打たれて修行されるのかな。。。 降りていく階段もあっ

たから、おそらくそうだと思うんだけど。。。。

小さな滝ですが、心地よい水の音が気持ちを和らげてくれます。

 そういえば千光寺でも、沢の音が絶えず聞こえていました。

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 滝から、きつい坂を登るとすぐに総門が向かえてくれます。

 ここに車が停めれるんですね。。。。はじめて来たから、下の駐車場に停めて上ってきましたがちょう

どよい距離なので、よかったかも。。。。

《 縁 起 》
 役 小角は、舒明天皇6年(634)元日、大和国葛木上郡茅原の郷、賀茂役氏の娘 白専女(母)と問賀介麿(父)との間に生まれ、後に成人し、金剛葛木山において仏道修業に励まれました。
 西暦 660年頃、生駒明神に参詣の析りご神託により鳴川の里に入り、小さな草堂を建て、漆の木で千手観音を刻み、日夜 荒行に励まれたとのことです。
 その小角の身を案じた自専女(母)は、従者と共に鳴川の里に登り、小角と共に修行しました。

 ある日、小角が遠見ケ嶽に登り南の方を観ると、多くの山々の中に不思議な光を放つ山を見て霊威を感じ、母を鳴川に残し 二匹の鬼を従えて此処より南へ二上山・葛木山・金剛山・友ケ島を経て熊野ヘ、熊野から大峰山系に入り 山上ケ嶽に登り、ここを修行根本道場と定められ、小角が大峰山へ行かれてからも、母 白専女は鳴川の里に残り修行を続けられとのことです。

 ゆえに、後世の人々は鳴川千光寺を”元の山上”と呼び、“女人山上”と称し、女人の修行道場として栄えました。
 天武天皇の御宇白鳳12年勅願により千光寺と号し五百石を下し賜われました。
                             
                                    【千光寺HPより転載】

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 千光寺の境内の案内図と、表門です。

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 『夫婦和合と子宝福授の像』は、表門をくぐってすぐにありました。

 ブロ友のハナさんの記事を見て、この赤い前掛けの中身を見たくって来たようなもの。。。。

 はは! いざ見ようと思うと勇気がいるんですよね。

 キョロキョロキョロ。チラッ! 男性の方はあら!リアル。。。。

 片手で前掛けを持って片手で撮影。。。。 ササッと戻して、

 キョロキョロキョロ。 誰もいないのを確認して、次は女性の方に手を掛けてみると。。。。

 こちらははだけにくい。。 アセアセアセ。。。。  慌ててパシャリ!
 
 ビューンとその場を立ち去って、写真を確認してみると。。。。

 ははは!ちょっとピンボケじゃ~ん。。。

 実物はアセってたものだから、あまりよくは見れなかったけど。。。。。

 これ、まずいんじゃないの。。。。  

 帰りしなまた同じ不振な行動をして、撮りなおしたのは言うまでもないですよね。。。。。

 

 皆さ~ん。。。。 この画像は、私も掲載する勇気はありません。 ごめんなさい。

 飛鳥坐神社にもありますが。。。。

 100倍すごいと言っても過言ではないという事だけはお伝えしておきますね。

 この記事を見た男性陣の皆さ~ん。 ここでお会いする事のないよう気をつけましょうね。
 
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 信者さんが寄贈された役の行者像です。 いたる所に奉納されていました。

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 観音堂です。 ここまで来ると沢の音、奥からはなにやら『般若心経』を唱える声がかすかに聞こえて

きます。 修行場の雰囲気が漂っています。

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 観音堂の横には、鐘楼があります。 はは!ついてはいけないようですね。

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 良縁の事
  男子:鉄錫杖(てつしゃくじょう)を3回持ち上げれば良き嫁子を授る。
  女子:鉄下駄をはいて3歩あゆめば玉の輿の良縁来る。
     一心に神変大菩薩の加護を祈って挑戦してください。
 悪縁の事 
  病受け :山、川、寺院の草木や石等を持ち帰れば災難、病を受く。
  寝つく病:根のある(根付き)草木を持帰れば寝つく病になる事、気をつけるべし。

                                   【現地説明板より転記】

 鉄錫杖は、下の写真に写っている杖なんですが、これ。。。本当に持ち上げれるの??

 ちょっと腰を痛めているので無理はしませんでしたが、まったく動きません。。。
 
 でも、持ち上げてしまっていたら。。。。。 はは!大変な事になってしまいますね。

 悪縁の事ですが、この文章よ~く読まないと、持って帰ったら悪縁が取れると思ってしまいませんかー

 絶対草木や石を持って帰った人いると思いますよ。

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 行者堂では、太鼓の音や『般若心経』を大声で唱えてられる方が大勢いたと思います。

 まったく信仰心が無いわけではないですが、皆さんの一生懸命信仰される姿を見ると、すごいなぁ~と

感心してしまいます。 

 ここ千光寺も、近くまで開発が進みダンプカーが頻繁に行き来していました。

 千光寺まで来ると開発の手は届いていませんが、便利さと交換になにか大切なものが無くなって行くよ

うで、考えさせられることがいっぱいです。
 
 わがままかもしれませんが、できることならこういう自然を大切に守っていきたいものですね。
 
 今度は時間を掛けて、今回回れなかったところをゆっくりと見てみたいと思います。

 紅葉の季節はすごくきれいかもしれませんね。。。 再びまた訪れようと思います。





■撮影日  2009年3月5日(木)
■所在地  生駒郡平群町鳴川188
■機材   EOS-40D EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USM / EF-S60mm F2.8 Macro USM