薬師寺 東塔(国宝)

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 塔は本来お釈迦様のお墓を意味します。インドで梵語ストゥーパが音訳されて卒塔婆[そとうば]と

なり、それが塔婆、更には塔と表現されるようになりました。お釈迦様のご遺骨(仏舎利[ぶっしゃ

り])を埋葬して盛り土をしたものが原型です。その塔婆を遠くからでも拝めるように、また尊敬の気持

ちから、より高い台の上にお祀りするようになったのです。

 薬師寺東塔は一見六重に見えますが、実は三重の塔です。これは各層に裳階[もこし]と言われる小さ

い屋根があるためで、この大小の屋根の重なりが律動的な美しさをかもし出し「凍れる音楽」という愛称

で親しまれています。

 塔の上層部を相輪[そうりん]といいます。その更に上部に尊い塔が火災にあわぬようにとの願いをこ

めて、水煙が祀られています。水煙に透かし彫りされた24人の飛天は笛を奏で、花を蒔き、衣を翻し、

祈りを捧げる姿で、晴れ渡った大空にみ仏を讃えています。

 薬師寺で唯一創建当時より現存している建物で、1300年の悠久の時を重ねてきた歴史をその姿から感じ

られます。
                                  【薬師寺公式HPより抜粋】

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 薬師寺の東塔も1300年の月日が経ち、大修理が行なわれることとなりました。

 もうしばらくすると、約10年間にも及ぶ大修理が行なわれ私たちの目に留めることができなくなるよ

うです。

 境内からのライトアップが見れるのも、これが最後になるようです。

 下手な写真ですが、ここに留めて置こうと思います。





■撮影日  2009年4月5日(日)
■所在地  奈良市西ノ京町457
■機材   EOS-40D EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USM