飛鳥坐神社 おんだまつり 夫婦和合編
お待たせいたしました。 五編に及ぶおんだまつりも今回で最終回です。
いよいよ夫婦和合をリアルに再現するシーンです。(未成年は見ちゃダメ!)
では、はじまり、はじまり~
天狗がお多福を優しくエスコートします。 天狗もなかなかのプレイボーイです♪
しっかり女性心をつかみます。
お田植え神事が終わり一段落すると、二番太鼓の合図とともに第二部の行事がはじまります。 鳥居横の社務所から黒紋附に赤い蹴出しもなまめかしいお多福と、チョンマゲのボテかつらに 印袢天という異様な天狗が、相寄り添い抱き合って静々と参道を登り、拝殿に向かいます。 お多福は女装の男ですが、色気たっぷり?演技も『主演女優賞』をあげれるほど、バッチシです。 いよいよ舞台へ上がると、翁を仲人として『婚礼の式』が行なわれます。まずお多福は神官二人の 前に一つづつ、山盛りにご飯を盛った『鼻つきめし』をお膳にのせて差し出します。
天狗が鼻つきめしの膳の前に来て、一尺ぐらいのリンガ形の竹筒を股のところにあてがう。 そして、両手で握りながらグルグル廻し、ピンと立てて拾うかも男根勃起の形状で酒をつぐ所作 をします。これを『 汁かけ』といいます。厳然と端座する神官の鼻先で、かくの如く珍妙な格好を するのだから滑稽ですよね。
いや~ん。。。天狗さん、優しくお多福を包み込みます。 お多福はメロメロ~
もう~ 見ちゃダメ!
翁が隠そうとしますが、ちゃーんと見えてるよ~
翁もお手伝い。 天狗がんばれ!
あらら。。。。お多福、もう一回おねだり。。。。
でも天狗が元気がなくて、お多福から熱~い愛情一発! ケツバット!!
なんでやねん。 天狗も元気一発!
いよいよクライマックスです。種つけが終わると二人は、やおら立ち上がって懐中から紙を 取り出し、股間をふいてその紙を参拝者に投げつけます。この紙を『ふくの紙』といい、この紙を 手に入れた人は、幸運が訪れると言われます。 (実際、昨年の神事でこの紙を手にした人は、すぐに素敵な彼氏が見つかりもうすぐゴールイン なんですよー。。。。) また、この紙を持ち帰り、その晩闇房で使用すると子宝が得られるといい伝えられるので、子供 のいない夫婦は特に『ふくの紙』を手に入れたがるそうです。事実、十何年目に妊娠した事例も 多く、神社に令状が来ているから、神の力はすごいものです。