鍵の蛇巻き  準備編

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  鍵の蛇巻き(カギノジャマキ)
 
 毎年六月の第一日曜日に、豊饒祈願と共に男子の成人を祝う節句行事。(旧暦五月五日の行事)
 藁で作った蛇形の網の頭を十七歳の男子が担ぎ、他の少年達が後ろの綱を引っ張って互いに引
き合いながら村中を練り歩く。(これは十七歳の者が少年の仲間から離脱する儀礼
 巡行の後、榎の木に頭を下にして蛇体を上へと巻き付けることから、鍵の蛇巻きは降り龍とも言わ
れる。
 昭和五十八年に今里の蛇巻きと共に、大和の野上行事として「記録作成等の措置を講ずべき無
民俗文化財」として文化庁より指定されている。
                                                  田原本町
 
                                           【現地説明板より転記】
 
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 鍵の人達は朝8時から境内に集まり、祭りの準備をはじめます。 私はこの日は9時半頃到着♪
 境内にはカメラマンの姿もなく、私が一番~
 
 10時半頃になると、見慣れたカメラマン達が集まりだします。 
 
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 蛇体を作られる八坂神社は、平安時代紫式部の夫藤原宣孝の荘園で、田中荘と呼ばれていま
した。 紫式部がこんなみじかなところで接点があるなんて、やっぱり奈良はすごいです~♪
 
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 八坂神社の本殿。  お稲荷様が祀られていますね。
 
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 これは『見本』。
 
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 八坂神社の境内の脇では、当日の主役となる十七歳の男の子が農機具のミニチュアを作って
いました。 師匠が手ほどきしばがらカッターナイフで形を整えて行きます。
 
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 作られたミニチュアの農機具は、竹にくし刺しされた箱に入れられ奉納されます。 この竹は祭りが
はじまるとすぐに、当屋の家に持ち込まれます。
 
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 完成~♪  なんとこの蛇頭は200kgもあるそうです。
 
 13時半から神事が行われ、鍵の村を練り歩きます。
 
 村人は一旦家に帰り、お昼を食べに戻ります。。。。。。     つづく。
 
 
 
 
撮影日  2010年6月6日(日)
所在地  磯城郡田原本町