的場大明神ケイチン

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毎年1月12日勝手神社にお供え物を奉納したのち、西へ数10m離れた的場大明神にて『鬼打ち』
が行われます。 神職石上神宮の方が招かれます。 

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 勝手神社の拝殿で神事が行われます。

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 神事が終わると本殿に神饌が奉納されます。

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 この白米は、拝殿横の別棟(↓の写真)の観音様に。

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 勝手神社の神事を終えると、西数十メートルのところにある『的場大明神』まで神官を先頭にして
移動します。

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 的場大明神で準備が整うと、神官による祝詞が奉納されます。

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 次いで座の人達による玉串が奉奠されます。
 
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 鬼打ちに使われる矢。

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 ん。。。。釜のようにも見えるがなんだろう。。。

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 まずは神職が矢を射られます。 1本目はその年の恵方に向かって、次いで『天』『地』『北』
『南』『東』『西』と射り、最後に『鬼』の的を射抜きます。

 が、、、あれれ? 記憶では、『西』『東』『北』『鬼』と射たような。。。。
 最近物忘れが激しいから気のせいか、見過ごしたんということで。

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 神官に次いで座の方達が鬼の的を射ます。 的に当たると今年は五穀豊穣になると伝えられていま
すが。。。

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 的打ちが終わると、ひといき。

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 皆で御神酒をいただきます。 神官さんも笑顔がこぼれます♪

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 ここでも、御神酒いただいちゃいました。 お猪口にいっぱい入っていて、捨てるわけにもいけず
ありがたく堪能させていただきました♪  おいしいー

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 その後、また勝手神社に戻り神饌を下げます。 

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 神饌を下げていると、神官たちは神社の鳥居の前でお祓いをあげていました。
 なんだったのかは不明です。(聞けばよかった。)

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 下げられた神饌。 白米一升五合で炊いたご飯・白豆・くろめ・サトイモ・ほうれん草。
 一尺二寸の柳箸二膳を添えるそうです。
 あとで関係者でいただくそうです。 

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 帰りしな、的打ちに使用した矢を頂きました。 この矢も大きさやや本数が決められています。
大きさは御幣一尺二寸。 本数は十二本(閏年は十三本)となっています。
 的場大明神は女性の腰を守る神様と言われており、この矢を枕元に置くと健康な男の子が授かる
と言われています。 この日は天理大学考古学民俗研究会の生徒が来られていましたが、女性が多く
村のおじさんたちは、「持って帰ったらえらいことなるよっ」て言ってはりました。
 確かに。。。。

 弓は柳の木、矢はすすんぼで作られます。

 あたたかい地元の方達にいろいろ教えていただき、ほんと感謝のひとことです。
 こころ暖かな気持になりました。
 

 明日は天理市藤井の鬼打ち。 行ければ行こうと思っています。



■撮影日 2011年1月12日(水)
■所在地 天理市荒蒔町194