薬師寺 万燈供養会
万燈供養会
毎年玄奘三蔵会大祭の日の日没後は玄奘三蔵院伽藍一面に設置された灯篭に火が灯され万燈供養が行なわれています。 お釈迦さまは涅槃に入られる前に、嘆き悲しむ弟子達に向かって「自らを燈明とし、法を燈明とせよ」と最後の法を説かれました。燈明は法を求める人によって点ぜられます。玄奘三蔵は法燈を求め、また自らの燈明をも灯し続けられました。そして、その法燈は中国から日本にまで伝えられました。 5月5日夕刻6時頃に皆様の心の燈明を一斉に献じて頂き、玄奘三蔵の法燈を広めたいと存じます。
置燈籠 一基 20,000円 献燈 一燈 1,000円
薬師寺公式HPより転載
玄奘三蔵院伽藍
玄奘三蔵[げんじょうさんぞう](600または602~664)は、『西遊記』で有名な中国唐時代の歴史上の僧侶です。17年間にわたりインドでの勉学を終え、帰国後は持ち帰られた経典の翻訳に専念、その数1335巻に及びます。玄奘三蔵の最も究めたかった事は、「瑜伽唯識[ゆがゆいしき]」の教えでした。その教えの流れを継承している宗派が法相宗[ほっそうしゅう]です。現在、薬師寺と興福寺が法相宗の大本山で、玄奘三蔵は法相宗の始祖に当たります。昭和17年(1942)に南京に駐屯していた日本軍が土中から玄奘三蔵のご頂骨を発見しました。その一部が昭和19年(1944)に全日本仏教会にも分骨されましたが、戦時中でもあり、埼玉県岩槻市の慈恩寺に奉安され、その後ご頂骨を祀る石塔が建てられました。薬師寺も玄奘三蔵と深いご縁のある事から、遺徳を顕彰するため全日本仏教会より昭和56年(1981)にご分骨を拝受し、平成3年(1991)玄奘三蔵院伽藍を建立しました。平成12年(2000)12月31日に平山郁夫画伯が入魂された、玄奘三蔵求法の旅をたどる「大唐西域壁画」は、玄奘塔北側にある大唐西域壁画殿にお祀りしています。
薬師寺公式HPより転載
大唐西域壁画殿の壁画です。 色鮮やかで、すばらしい壁画です。
19時半・20時の2回、南側大駐車場に車を停めた方の為に薬師寺境内を通して下さいます。
境内を通りながら、先導するお坊さんがいろいろ説明してくださり南門へ導いてくださいます。
その合間に撮影♪ 三脚を使用せず撮ったのでちょっとぶれてます。。。
境内を通りながら、先導するお坊さんがいろいろ説明してくださり南門へ導いてくださいます。
その合間に撮影♪ 三脚を使用せず撮ったのでちょっとぶれてます。。。
この東塔も今年の6月には工事に入るようです。 次に見れるのは10年後。。。。。