奈良豆比古神社 翁舞

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≪奈良豆比古神社の翁舞≫

 奈良豆比古神社の翁舞(ならずひこじんじゃのおきなまい)は、奈良県奈良市に伝わる民俗芸能の翁舞。能楽の原典といわれ、平成12年(2000年)12月27日に重要無形民俗文化財に指定された。

 翁舞は、奈良坂町の奈良豆比古神社の秋祭りの宵宮(10月8日夜)に奉納される。秋祭の宵宮の8日の午後7時過ぎ、当家がかがり火をつけ、神主を先頭に一同が拝殿に進み着座、お払いのあと笛の吹き出しによって翁舞がはじまる。

 この翁舞は、前謡、千歳の舞、太夫の舞、太夫と脇2人の三人舞、三番叟の前舞、千歳と三番叟の問答、三番叟の後舞で構成され、太夫と脇の三人舞や、互いに対面せずに行う三番叟と千歳との問答など著しい特徴があり、民間に伝わる翁舞として芸能史的に貴重な存在といわれている。

                 【フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より転載】


□昭和29年(1954)  3月20日 国の文化財保護委員会が助成すべき無形文化財に選定
□昭和47年(1972)  8月 5日 国の無形民族文化財記録選定
□昭和52年(1977)  5月20日 奈良県指定無形民俗文化財
□平成12年(2000) 12月27日 国の重要無形民族文化財指定

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 陽が暮れるとともに、大勢の見物客で狭い境内がいっぱいになります。

 翁舞は拝殿の奥にある舞台で行われます。

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 寒くなると赤みの増した色が恋しくなりますね♪  皆さんはどちらがお好みですか?

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 翁舞がはじまるまでは、ひっそりとした舞台。。。。。

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 衣装部屋には、一人ひとり分けられた衣装と楽器が置かれていました。

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 この日は、絶好の秋晴れ。  陽が落ちると気温もぐっと落ちてきました。

 ありがたいことに、目の前でかがり火が燃やされ柔らかいぬくもりが心まで癒してくれます。

 でも、撮影のときは。。。。。ちょっと邪魔なんですよね。

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 いよいよ入場です。  舞台につづく花道を通り、神主・笛・小鼓・太鼓(おおど)・地頭(じがし

ら)・地謡(じうたい)・三番叟(さんばそう)・脇・千歳(せんざい)・太夫(たゆう)の順に出て、

拝殿中央で拝礼し、持ち場に着座します。。

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 あら。。。。   こんなちいさなおこちゃまもかぶりつき~♪

 あたまにかぶったパーカーがかわいい~♪

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 まずは前座とも思われる千歳が「なるは滝の水日は照るとも」と、先ずは長寿を祝いながら舞い、

次いで太夫が「千年の鶴は万歳楽とうとうたり、また万歳の池の亀に甲にさんぎょくをいただり」と

天下太平・国土安穏を祝福し、あわせて町内の守護を祈願し、最後に千歳と三番叟との問答になります。

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 神主は、本殿に

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 太夫が被る面は千歳が運び、取り出されます。

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 写真は前座の千歳の舞。

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 1時間ほどの翁舞が終わると、まら舞台は静けさを取り戻します。

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 あらら。  お父さん、ぼっちゃんが。。。。

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 いつものようにパンフレットを撮ってると、横から銀さんのカメラがニョキニョキニョキ~っと。

 その写真、わたしより先にブログに載せてるし。。。。。



 太夫・三番叟の舞につづく。。。。





■撮影日  2011年10月8日(土)
■所在地  奈良市奈良坂町奥垣内2489  奈良豆比古神社舞台