山田のでんでらこ

杵築神社 秋祭り(宵宮)

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 10月8日は奈良県では稲刈がはじまり、各地区では秋祭りが行われます。

 どこへ行っても、神輿や笛太鼓の音が聞こえ♪ なぜか気持ちも高ぶってきたりして。。。。。
 
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 ここ山田の杵築(きつき)神社は、大和郡山の松尾寺に向かう途中にある神社です。

 今年は、『奈良豆比古神社 翁舞』を見る予定でしたので、下見ということで寄ってみました。

 境内では親子でボール遊びをしているだけで、今晩まつりが行われる雰囲気はありません。

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 鳥居をくぐると、稲穂でつくられた大松明が。。。。。。

 この祭の大きさが感じ取れます。


 ≪狛犬
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 この神社は昔、松尾寺に鎮座していたと言われています。 その縁からか、松尾寺の僧侶も参加する

めずらしい神仏融合の神事として行われるようです。


 ≪本殿≫
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 この祭りの見どころは、やはり大松明(とんど)の点火でしょう。

 あの太い大松明を見ると迫力も伝わってきます。

 
 この大松明から上がる炎には言い伝えがあり、大蛇を焼いた伝承があるそうです。

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 この祭のおもしろいとこは、神事終了後に直会お酒盛りがはじまり、大人達はべろんべろん♪

 この大人達に酌をするのが地元の子供達です。

 
 子供達は杵築神社の祭神であるスサノオノミコト役で、大人達は八岐大蛇役となり酒を5回繰り返し

飲ませたあと子供と大人で樫の木を持って引っ張り合います。

 これがこのまつりのメインであり、八岐大蛇退治の所作となるそうです。

 酔った大蛇はスサノオノミコトに負かされ、素襖を着た四人の衆によって大松明に火が付けられます。

 


 翌日の本宮は、海・山・里の幸をふんだんにお供えし、神事のあとまた酒盛りがはじまります。

 昨夜と同じく子供たちが大人に酌をし、大人達は『朝からの酒はやけにまわるのが早いのぅー』って

極楽な朝をむかえるそうな。。。。。






■撮影日  2011年10月8日(土)
■所在地  大和郡山市山田町  杵築神社