二月堂 修二会(お松明)

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 3月1日からはじまった、二月堂のお松明。  やっとこさ行くことができました。

 さっきまで降っていた雨も止み、なんかちょっと幻想的♪

 もうすぐお松明がはじまります。

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 ちょっとお勉強。

 お松明

 修二会のシンボルのような行事に二月堂の舞台で火のついた松明を振り回す「お松明」がある。
 この松明は上堂の松明といわれ、本来は、初夜の行を始めるために練行衆が登り廊を登るときに道明かりとして焚かれるもので、一人の童子が松明をかざして、後に一人の練行衆が続き、入堂された後に、その松明を舞台(欄干)に回り、火を振り回すのである。その後、裏に回り水槽で消され、上がってきた登り廊を降りていく。本行の期間中連日行われるが、12日は一回り大きな籠松明が出るので見応えがある。 また、12日のみ11本の松明が上堂する。他の日は10本である。12日以外の日は、新入は先に上堂して準備をしているため10人、12日だけは準備をしてから一旦下堂するので11人の上堂となる。この籠松明は長さ8m、重さ70kg前後あり、バランスを取るため、根が付けられている。他の日の松明は長さ6~8m重さ40kg。籠松明以外は、使われる日の早朝に担ぐ童子自身が食堂(じきどう)脇で作る。材料は1~2年かけて集める。年々材料の調達が難しくなってきている。

 お松明の火の粉を浴びると健康になる、あるいは幸せになると信じられている。また燃えかすを持って帰り護符の代わりにする信者も多い。

                 【フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より抜粋】


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 緊張の一瞬♪  一本目のお松明が登ってきます。

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 お勉強講座2

 修二会拝聴の要領

 修二会の行は、許可を得た男子が外陣に入ることを許されるほか、四方の局と呼ばれる拝殿で自由に拝聴することができる(ただし静粛が絶対条件)。しかし真暗闇のなか物音や内陣の壁に遮られて拝聴していても一体今何が行われているか聴き取れないことがほとんどである。それをいくぶんかでも理解するためには行の構成を前もって簡単に頭に入れておくことが必要である。

 行の内容は基本的には日中、日没、初夜、半夜、後夜、晨朝と、六回の悔過作法を繰り返すことにある。ただし同じ悔過作法といっても時により日により、長さや唱えられ方にかなりの異同がある。初夜と後夜では、悔過作法自体の時間が長い上に、大導師作法、呪師作法が加わる。そこで、一日の日程の骨子は次のようになる。

 「悔過−悔過−(長い休憩、お松明)−悔過−大導師−呪師−悔過−(短い休憩=本手水)−悔過−大導師−呪師−悔過」

 原則的には、日中の悔過作法は一日一度の食作法が終わって午後1時頃始まり、お松明が終わって初夜の始まるのが7時半頃、本手水が11時頃、晨朝の悔過作法の終わるのが午前1時頃である。ただし3月12日はお水取りのスケジュールがこむので4時頃までかかる。

 悔過作法の大要は、毘盧遮那仏や、十一面観音など、仏の礼賛にある。テキストはさまざまな仏典からの抜粋であり、内容はその仏の御名の連呼、仏の美質の列挙といってよい。ただし中ほどで唱えられる呪願は練行衆がこの二週間どういうことをやるかという、いわば修二会の宣誓である。いずれもが漢文である。理解できない漢文が続くなかで式次第のどの辺りにいるのかを知るための目やすとなる特徴的な行は、差懸を踏み鳴らして練行衆たちが堂内をまわる、散華の行道と般若心経の行道である。散華の後に呪願があり、有名な「南無観」の宝号があって、宝号の間に五体投地がある。全身を五体板に投げ打って行うこの行は懺悔の心を最も象徴的に表しているといえる。最後に近く、心経の行道があり、しめくくりに「たいしゃ、こい、こい」という神秘的な唱えごとが聞こえてくる。大悲者とは、すなわち十一面観音、こいとは回向一切の縮まった形である。

 大導師作法では、こんどは仏でなく日本全国の神々を請来し(神名帳読上げ)、次に、小さいところでは行の無事、大きいところでは世界平和を祈願する。2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震が行中に出来したときには、犠牲者の冥福を祈るための祈願が急遽加えられている。すべてが日本語で行われるのだが、おおむね早口で唱えられるため、祈願の区切りごとに「神呪の御名」と唱えられる、この決まり文句しか聞きとれないことが多い。過去帳は5日と12日、この作法の間に読み上げられる。

 呪師作法は、道場である二月堂を清浄にするため、悪鬼や魑魅魍魎を追い払う儀式である。堂内に四天王を呼び入れるために東西南北に向かって「於我勧請来宝殿、証知証誠勧請下」と高らかに唱えられるメロディーが忘れがたい。この作法では漢語だけでなく、梵語も登場する。最終3日間の達陀の行法は後夜の呪師作法の後に来る。

 問題はひとつの作法から次の作法にいつ移行するかだが、悔過作法と大導師作法、大導師作法と呪師作法との間には法螺貝の吹き合わせがあるので簡単に場面転換のきっかけを知ることができる。

      
                  【フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より抜粋】


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 お堂の中に入るのを待つ人達。。。。

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 お松明が終わると、潮が引くように人の影が消えていきます。。。。

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 はじめて頂いちゃいました。 お松明の燃えカス♪

 今年は幸多き年になるかな♪

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 出番を待つ、お松明の竹。。。。。






■撮影日  2012年3月5日(月)
■所在地  奈良市司町406-1  二月堂境内