大神神社 笹ゆり園

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 今が大神神社の笹ゆりが見頃だと聞き、行って来ました。

 大神神社の笹ゆりを調べてみると、

古事記』(最古の歴史書・神代から推古天皇までの歴史や伝説を太安万侶(おおのやすまろ)が記した書物)によると、古代の三輪山の麓、狭井川のほとりに大物主大神御子神、媛蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)がお住まいでした。狭井川のほとりはささゆりが咲き匂う美しい所で、やがて五十鈴姫命は神武天皇に見初められて皇后様になられたと記されています。
 奈良市最古の神社である率川神社は五十鈴姫命をお祀(まつ)りし、毎年6月17日の三枝祭では、姫神様にお慶びいただくために酒壺や酒樽を三輪山のささゆりで飾り、巫女はささゆりを手に優雅に神楽を舞います。
まさにささゆりは大神神社にとって大層ゆかりがあり、ご神花として大切にされています。

                         
                                  大神神社HPより転載

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 大神神社の笹ゆり園を調べてみると、

 昔、ささゆりは三輪山にたくさん咲いていましたが、環境に敏感な植生であるため、近年は野山でも珍しい花となりました。そこで平成5年にささゆりの咲き誇る三輪山の復活を目指して、当神社豊年講の方々による「ささゆり奉仕団」が結成され、これを機に「ささゆり園」の準備も始められ、平成12年より一般公開を始めました。 
 そして今年もささゆりの花の季節を迎えています。正面石段前や大美和の杜付近のほか、中でも久延彦神社付近や宝物収蔵庫前から入場できる「ささゆり園」にはたくさんのささゆりが植栽され、可憐な花を見ることが出来ます。
「ささゆり園」は普段は球根の育成のため保護していますが、花の季節には公開され、今年は5月21日から6月20日までの公開を予定しています。(開園時間 9:00~16:00)
 境内や「ささゆり園」の開花状況をご覧いただき、お誘い合わせの上、三輪山のささゆりをたずねてみませんか。


                                  大神神社HUPより転載


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 ささゆり奉献神事を調べてみると、

◆ささゆり奉献神事◆  
 6月16日(土) 
   午前 9時半  奉献神事道中安全祈願祭(於、大神神社
   午前11時頃  JR奈良駅前で桜井からの列車到着後、JR奈良駅前から率
             川神社に向けて行列出発
   午後 1時頃  率川神社に到着後、ささゆり奉献奉告祭


 大神神社の摂社で、奈良市最古の神社とされる率川神社で毎年6月17日に例祭の三枝祭(さいくさまつり)が執り行われます。そして、この祭典は罇(そん)・缶(ほとぎ)と呼ばれる酒樽を笹百合で飾って神前にお供えするため「ゆりまつり」の名でも親しまれています。
 そして、例祭を翌日に控えた16日、三枝祭で用いられる笹百合を三輪山から奈良市の率川神社へお届けする神事が「ささゆり奉献神事」です。これはご祭神の「媛蹈?五十鈴姫命」が三輪山の麓、笹百合が美しく咲き誇る狭井川のほとりにお住まいだった故事により、姫神様に慶んでいただくために行われるものです。

                                   率川神社HPより転載




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◇率川神社三枝祭(いさがわじんじゃ・さいくさのまつり)◇
 
    6月16日(土)  午後 3時     宵宮祭
    6月17日(日) 
     午前10時30分 三枝祭(ゆりまつり)
     午後 1時15分 
        七媛女(ななおとめ)・ゆり姫・稚児行列安全祈願祭
                 引き続き市内巡行(約2時間)
    6月18日(月)  午前10時    後宴祭


 率川神社(いさがわじんじゃ)の例祭である「三枝祭」は、「ゆりまつり」とも呼ばれ、大宝元年
(701)制定の『大宝令』には、既に国家のお祭りとして定められ、大神神社で行われる鎮花祭(はなしずめのまつり)と共に疫病を鎮めることを祈る由緒あるお祭りです。
 ご祭神である「媛蹈?五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)」は百合の花が美しく咲き誇る、三輪山の麓の狭井川(さいがわ)のほとりにお住まいになっておられました。この縁故により後世、姫神様にお慶びいただくため酒樽に「笹百合の花」を飾り、お祭りが行われるようになったと伝えられています。
 笹百合は古名を「佐韋(さい)」といい、このお祭りの名前も三枝(さいくさ)の花(笹百合の花)をもっておまつりしたことによります。三枝祭は平安時代には宮中から使いが幣物(へいもつ)を供え、神馬を献上するなど非常に重んぜられましたが、いつの間にか中絶していました。この祭典が明治14年に再興され現在に至っています。
 このお祭りの特色である神饌は古式による特殊神饌、また周囲を淡い桃色の笹百合の花で飾られた罇(そん)(脚つきの曲桶)・缶(ほとぎ)(台付きの壺)と呼ばれる酒樽に黒酒(くろき)(濁酒)・白酒(しろき)(清酒)の二種類のお酒入れて、優雅な雅楽の音にあわせ神前にお供えします。大変美しい祭典として全国的にも有名で、この日は全国各地から参拝者が来られます。
 

                                    率川神社HPより転載

                              
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 笹ゆり園で見つけた花♪  


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■撮影日  2012年6月14日(木)
■所在地  桜井市三輪