奈良豆比古神社 神事相撲
翁祭で有名な奈良豆比古神社ですが、翌日の夜には神事相撲が行われます。
前日の翁祭の人出は嘘のように、関係者とわずかなカメラマンが見守ります。
この相撲神事は、中世より受け継がれてきた伝統行事です。
相撲と言っても取っ組み合いの相撲を行うのではなく、榊を頭上に上げ舞殿を3周するという
形式的な相撲です。
いよいよ相撲神事のはじまりです。
行司役の宮司さんが『見合って、見合って ホ―オイ』と御幣を降り降ろすと、相撲神事がはじまり
ます。
力士達は榊を頭上に上げ、『ホ―オイ ホ―オイ』と唱えながら舞殿を周ります。
この『ホ―オイ』は、穂が多い と言うことで、豊作を願う意味らしい。
力士達が舞殿を一周すると、宮司が再び『ハッケヨイ ノコッタ』と御幣を振りかざし、力士達は
再び舞殿を周ります。
舞殿を3周すると終了です。
相撲神事が終了すると、1歳未満の男の子は力士達に抱かれ、健康を祝います。
向かって左の男の子は、最後まで爆睡してました。
将来は大物になるかもしれませんね。
最後まで残っていると、関係者の方から三角錐とやらの餅を頂きました。