国栖奏
国栖奏は旧正月の1月14日に行われ、今年は2月23日(土)に当たります。
国栖奏は狭い境内の中で行われるため、正午には入場したかったのですが、どうしてもしておかないといけない仕事があって、ギリギリの入場となりました。
神撰のうぐい(赤蛙)です。
この赤蛙を捕獲するのが一番大変だそうです。
冬眠前の秋に捕獲し、冬眠をさせないで神事に使うそうです。
この赤蛙。。。
このあとも 橿原神宮で行われる奉納国栖奏にも使われ、それが終われば放免されるそうです。
≪毛獼(赤蛙)≫
≪山菓(くり)≫
≪土毛(根芹)≫
≪腹赤の魚(ウグイ)≫
≪醴酒(一夜酒)≫
≪国栖奏≫
国栖奏は応神天皇が吉野離宮に行幸したとき、国栖人が醴酒(れいしゅ)を献上して歌舞を奏したことによるが、古くは国栖舞とか翁舞とか呼ばれてきた。神前には山菓(くり)・醴酒(一夜酒)・腹赤の魚(ウグイ)・土毛(根芹)・毛獼(赤蛙)など珍味が供えられる。当日、近くの集会場で衣装を着けた奏者は役割分担を確認して、行列で拝殿(舞殿)に向かう。一同は12人である。まず楽器を神殿に供えて着座する。そして神主の祝詞奏上に続いて、一歌・二歌を奏する。次いで、供えた楽器の鈴と笛を持ち三歌を唱和し、舞で四歌を奏し、最後に氏子や奉賛者の名前を読み上げて、古代から伝承の舞楽の式は終わる。
『定本紀ノ川・吉野川』中野榮治監修より
『定本紀ノ川・吉野川』中野榮治監修より