奥田(大和高田) 蓮
毎年7月7日、吉野蔵王堂で行われる蓮花会法要。
そこで使われる蓮は、ここから当日切り取られ吉野へ運ばれます。
例年、蓮の開花状況が悪いと聞きますが、今年は七夕の日に見頃を迎えたそうです。
ちょうど着いた時には雨。。。。。
蓮に雨も悪くないかと、傘をさしての撮影です。
日頃の行いがいいのでしょうね♪ ←自分で言うところが、すごいでしょ♪
しばらくすると、雨もやみ陽が指します。
このあとは、みずみずしい蓮を。。。。。(*^^)v
役の行者の母 刀良売の物語
昔、役小角(行者)の母(刀良売)が、奥田の蓮池で病気を養っているとき、夏のある朝、池の
中にまつってある神社に詣でると、白い蓮花が咲いていて、その葉には金色に光った蛙がいまし
た。刀良売は、一本の篠萱を引き抜いて、何気なく蛙に投げつけたところ、それが蛙の目にあた
って、目を損じてしまいました。さして、池の中に逃げた蛙は、もとの土色の蛙となって浮いてき
ました。そして五色の霧も消えてなくなり、一茎二花の蓮も、もとの蓮になってしまいました。それ
から、この池の蛙は、一つ目であるといわれています。また、この池の蓮は、一本の茎に二個の
花をつけた蓮であったので、めでたいとの前兆ではないかとして、朝廷に献じられたこともあった
そうです。この異変ののち、この池は捨篠の池と命じられたといいます。
刀良売は、それから病気が重くなり、42歳で亡くなりました。母を亡くした小角は、心に誓って
刀良売は、それから病気が重くなり、42歳で亡くなりました。母を亡くした小角は、心に誓って
8本)を摘み、それを大峰山中の拝所に供える蓮華会がおこなわれます。また、この日、吉野の
蔵王堂では、「蛙飛び」行事がおこなわれます。
「大和高田市史」より
■撮影日 2014年7月13日(日)