《3》 あの明日香の有名な丘も、お城だった雷城

?H2>飛鳥城方面から見た雷城
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藤原宮跡から明日香に向かうと、ぽっかりと目立つ丘が雷の丘です。
柿本人麻呂が呼んだ句
「大君(おおきみ)は神にしませば
  天雲の雷の上に、庵尾(いほ)りせるかも」

この丘全体が雷城である。
 残念な事に、今年に入って観光整備が進み、東側の郭群を一部削り
雷丘の入口とし主郭は均らされ、空堀は中央に橋を渡されてしまった。
また、案内では雷丘のみで、中世城郭であったことはひとつも記されて
いません。

遺構は頂上に主郭があり、北側に帯郭、西側に空堀を設け、西・南・東に
郭をいくつか配置した単純な城(砦)である。

アクセスは、藤原京から香久山の方に向かい明日香に入る進入口、雷の
交差点にあります。 南側には、甘樫の丘。東側には、山田寺。西側には、
向原寺などがあります。北側の香久山に向かって、雷ギヲ城・小山城が
配置されています。

主郭西側の空堀

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空堀は西側の郭との間にあり、北側の帯郭につながっています。

西の郭

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雷城も観光整備が進み、きれいに下草を刈られていました。
主郭の西側には更に郭があります。

西の郭の最西部の郭

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所在地 高市郡明日香村雷
形式 丘城
高さ 標高116m 比高は、17m
規模 東西45m 南北35m
築城年代 不明
築城者・城主 不明
遺構 郭・空堀

登城日 2007年1月19日(金) / 2007年5月29日(火)

 【参考サイト  奈良大和路「気分はコクジン2」】
 http://gfi401.fc2web.com/narakokujin2-81.htm