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飛鳥城方面から見た雷城
藤原宮跡から明日香に向かうと、ぽっかりと目立つ丘が雷の丘です。
柿本人麻呂が呼んだ句
「大君(おおきみ)は神にしませば
天雲の雷の上に、庵尾(いほ)りせるかも」
この丘全体が雷城である。
残念な事に、今年に入って観光整備が進み、東側の郭群を一部削り
雷丘の入口とし主郭は均らされ、
空堀は中央に橋を渡されてしまった。
また、案内では雷丘のみで、中世城郭であったことはひとつも記されて
いません。
遺構は頂上に主郭があり、北側に帯郭、西側に
空堀を設け、西・南・東に
郭をいくつか配置した単純な城(砦)である。
アクセスは、
藤原京から香久山の方に向かい明日香に入る進入口、雷の
交差点にあります。 南側には、甘樫の丘。東側には、
山田寺。西側には、
向原寺などがあります。北側の香久山に向かって、雷ギヲ城・小山城が
配置されています。
主郭西側の空堀
空堀は西側の郭との間にあり、北側の帯郭につながっています。
西の郭
雷城も観光整備が進み、きれいに下草を刈られていました。
主郭の西側には更に郭があります。
所在地 高市郡明日香村雷
形式 丘城
高さ 標高116m 比高は、17m
規模 東西45m 南北35m
築城年代 不明
築城者・城主 不明
遺構 郭・空堀
登城日 2007年1月19日(金) / 2007年5月29日(火)