《5》 石舞台古墳を見下せる、祝戸城

岡道城から見下ろした祝戸城

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 写真の中央にあるのが石舞台古墳です。 その背後にある山が祝戸山であり、
その山中に祝戸城があります。 登城口は、祝戸ハイキングコースになって
おりどこからでも入る事ができます。 位置はちょうど祝戸荘の手前にある
駐輪場から徒歩で散策道を登りきり、左手にある小山が主郭です。

 遺構は祝戸山全体にあるのではなく、主郭一帯にかぎられていました。
主郭の東に、副郭・出郭が確認できます。主郭へ向かって北側は竪堀が6本
現在でも確認できます。 南側は『祝戸宿舎』があり、その施設の整備の
ために削られたようで、おそらく北側同様に竪堀があったのではないかと
思っています。

出郭・副郭・主郭と続いています

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 駐輪場から長い階段状の散策道を登ると、左手に出郭・副郭・主郭が連なる
写真の位置に出ます。

主郭

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 主郭へ登る道は無く、出郭・副郭・主郭とも荒れ放題で、倒木や下草で覆われ
ていました。 すぐ横に散策道があるので、直登りで主郭へ登ることになります。

南側から見た堀切

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 南側から見た堀切です。 おそらく削られて遺構が消滅したのではないかと
思います。この下に『祝戸荘』という宿舎があります。

所在地 高市郡明日香村祝戸
形式 山城
高さ 標高211m  比高60m
規模 南北50m   東西40m
築城年代 不明
築城者・城主 不明
遺構 郭・堀切・竪堀

登城日 2007年1月27日(土)/ 2007年12月4日(火)

 【参考サイト  奈良大和路「気分はコクジン2」】 
 http://gfi401.fc2web.com/narakokujin2-23.htm