《17》 多田氏の平時の居館、多田下城

笠間川から見た多田下城

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 多田氏の平時の居館といわれるのが、この多田下城です。
多田氏の城は、本城の佐比山城、すぐ北側に多田北城、そして更に北に登り
笠間川沿いには、今回紹介する多田下城、そして東には貝那木山城があります。
 西側には2本の堀切を持ち、主郭は方形で相当高い土塁で囲まれています。
東側は、笠間川で防御されたお城です。

北側の土塁

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 北側の土塁はきれいに残っていました。 虎口は、現在民家と畑との通路と
なっており、写真の奥には堀切が2本走っています。

主郭

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 主郭です。北側から南側(佐比山城方面)を写しました。
多田下城は民家の裏にあり、主郭は畑となっており南側の遺構は
おそらく削られたのではないかとおもわれます。

民家の敷地から入る登城口

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 民家から入ることになります。 この道を進むと右手に当時からの井戸があり
左手の畑(ビニールハウス)から主郭に入ることになります。

 
所在地 宇陀市室生区染田
形式 丘城
高さ 標高431m  比高5m
規模 南北80m   東西60m
築城年代 不明
築城者・城主 多田氏
遺構 郭、掘切、土塁


登城日 2007年3月18日(日)

【参考サイト  奈良大和路「気分はコクジン2」】
http://gfi401.fc2web.com/narakokujin2-73.htm