《38》 消滅した二見城

本丸跡に建つ妙法寺

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 残念なことに二見城の遺構は、まったくと言っていいほど残っていない。
五條市教育委員会の調査では、現在妙住寺がある付近が本丸であり、その南側
が二の丸、本丸・二の丸の北側には掘があり、南側には馬場があったようです。
本丸の東側は吉野川が流れており、川を天然の水濠として利用していたことが
わかります。
 西側の堀跡は昭和55年に埋められたてて、現在は道となっていました。

アクセスは、国道24号線を南下し左手に『リバーサイドホテル』が見えた次の
道を左折。工場が並ぶ景色に変わりますが、しばらく走ると『二見城跡』の
案内板があります。ここからは、少し住宅街に入りややこしくなりますが、妙住
寺を目標に行けば簡単にたどり着く事が出来ます。

東側の防御、吉野川

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 東側には吉野川が流れており、自然の防御線となっていました。
唯一、昔を偲ばせる光景ではないでしょうか。

埋められた堀跡

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 本丸の西側には堀が築かれていました。 今は埋められ、道となっています。

所在地 五條市二見町
形式 平城
高さ 標高106m 比高2m
規模 南北160m 東西85m
築城年代 ①中世(時期は不明)
     ②慶長十三年(1608)
築城者 ①二見氏
    ②松倉重政
遺構 郭跡・空堀



登城日 2007年4月24日(火)


【参考サイト  奈良大和路「気分はコクジン2」】
http://gfi401.fc2web.com/narakokujin2-09.htm