稲渕の網掛神事 ぱーと1

稲渕の網掛神事

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 今年は1月14日(月)成人の日に稲渕の『神所橋』で行われました。
家を出る頃は天気も良く、網掛神事で車も停めるとこもないだろうと思い
黒駒(バイク)で、初乗りも兼ねて行く事にしました。

 天気がいいと言っても、そこは冬! 着込んで・着込んで、雪だるま状態で、
お陰で寒さはなんの、だけど身動きがきかない・・・・・・ まぁ!おとなしく運転
すればいいか。

 13時頃現地に着いたが、人影はパラパラ。 11日(金)に行われた栢森
神事を行われた場所まで足を伸ばし、新しく換えられた雌綱を見てきました。

栢森の雌綱

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現地説明板より
綱掛神事は、栢森と稲渕両大字に伝わる神事で、毎年正月11日に行われる。
カンジョ掛神事ともいう。
子孫繁栄、五穀豊穣を祈るとともに、悪疫などこの道と川を通って侵入するものを
押し止め住民を守護するための神事といわれている。
栢森大字の神事の特徴は、全体を仏式で行うことである。福石(陰物ともいう)と
呼ばれる石の上に祭壇を設け、僧呂の法要の後、飛鳥川の上に陰物を形とった
『女綱』を掛け渡す。一方、飛鳥川下流の稲渕大字の神事は神式で行うことが特徴で
『男綱』を飛鳥川に掛け渡しをする。

雄綱の製作

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当日、すべて昔ながらの行程で作られます。稲渕の方々が、楽しそうに作ってられます。
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雄綱ができあがりました。 高さは1m30cmぐらいでしょうか。
重さは14㌔ぐらいかなと、造ってられたおじ様がおっしゃってられました。
でも、最後にラインを固定するのにボンドを使っているの見てしまいました。 あは!
雄綱のラインは通常12本ですが、うるう年は13本にするそうです。
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雄綱を吊る縄です。結構太いですよね。 昔は、梅雨の時期には腐り落ちていたらしい
です。 今は、縄の中にワイヤーを通しているとの事でした。