金峯山寺(蓮華会・蛙飛び行事) その2

蛙飛び行事

蛙 登場
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 蛙は地に降りることなく、僧呂の前に・・・

山伏登場
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御輿登場
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蓮登場
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 大和高田の『奥田のハス取り行事』で摘んだハスです。 桶にして3杯ありました。

僧呂登場
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蛙飛び行事
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 山伏を馬鹿にすると蛙になる?
 2メートルを超える大青蛙が蔵王堂前に設えられた花道の上をぴよんぴよんと飛び跳ねる。
 吉野山に夏を告げる金峯山寺蔵王堂の蛙飛び行事だ。
 蔵王堂は修験道の根本道場である金峯山寺の本堂で、修験道の祖とされる役行者奈良時代に開き、
修行中に感得したという蔵王権現を祀っている。
 寺伝によるとこの蛙、白河天皇の御世に一人のへそ曲がりの男がいて蔵王権現の悪口をいい、修験道の行者である山伏の法力を馬鹿にしていたところ、飛んできた大鷲に断崖絶壁の岩の上に置き去りにされてしまった。困った男が通りすがりの山伏に泣きつくと、山伏は男を蛙に変えて降ろしてくれた。ところが今度は人間に戻ることができない。
 そこで吉野山の高僧が蔵王権現の前に座らせて経文をとなえ、人間に戻した伝説に由来するという。

 山に花咲く蓮華会
 この日金峯山寺では蓮華会も同時進行で行われていて、山中が祭りの雰囲気に包まれている。
 蓮華会は役行者が産湯を使ったとされる大和高田市奥田の弁天池に咲く蓮の花を蔵王堂で法要し、山上ヶ岳山頂の大峯山寺本堂に捧げる儀式だ。
 午後1時すぎ、大青蛙を乗せた太鼓台が竹林院前から出発する。それに先駆けて地元の子供たちが担ぐ子供太鼓台が子蛙を乗せて出発し、道中の人々に愛嬌を振りまきながら約1時間かけてにぎやかにロープウェイの吉野山頂駅に到着する。
 ここで午前中に採取して法要をすませた108本の蓮の到着を待つのだ。

 徳だと見せかけて実は法力自慢かも
 午後3時頃、合流を済ませた一行が出立する。太鼓台を先頭に法螺貝を持った山伏たち、金峯山寺
僧、御輿などに続いて桶に入った蓮の花が続く。
 太鼓台は蔵王堂の下までくると一気に石段を駆け上がり、豪快に練り回ったのち蛙は担ぎ手の若者に
背負われて本堂の階段を駆け上って内陣に姿を消す。
 実はここで蛙の役はベテランの人と交代するのだ。
 蓮の花を権現に供える法要のあと、再び蛙が舞台に現れ蛙飛びを披露して少し高い台座につく。
 ここから読経が始まり、3人の導師に経を唱えてもらった蛙はやっと罪を許してもらい、ぬいぐるみの頭をとって人間に戻って行事は終わる。
 もともとはこの行事、修験者たちの法力くらべの行事だったとも言われている。

                             【K’sプラザ お祭ガイドより抜粋】
http://www.kintetsu.co.jp/ensentokusyu/omaturiguide/omaturiguide_info/festival0000017.html

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 蛙を人間に戻す時の祭壇です。高貴な僧呂が、ここで仏事を行います。

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 山伏さんの頭が・・・・ごめんなさい。邪魔になって撮れません。 仕方ないので、頭をパチリ!




■撮影日  2008年7月7日(月)