五條 念仏寺 鬼走り2009 夜の鬼走り編
鬼走りに使われる大松明とお面
この大松明、なんと60kgもあるそうです。 これを持ち上げるのには相当な鍛錬が必要だと
思います。鬼も楽じゃないんですね。
お面は、手前から赤鬼(父鬼)青鬼(母鬼)茶鬼(子鬼)です。迫力ありますね。
なにやら、見る角度により様相が変わるとか。。。。。
念仏寺の本堂は陀々堂と呼ばれ、ここでは毎年1月14日に陀々堂の鬼はしりが行なわれます。 この行事の起源はよくわかりませんが、行事で使われていた鬼面に文明十八年(一四八六)の 年号があり、そのころはすでに鬼面を使った行事があったことは明らかです。念仏寺は平安時代 末期から記録に見られる阪合部郷(今の阪合部地区)をまとめる郷寺で、鬼はしりは今でも阪合部 地区の人々によって行なわれています。鬼はしりは昼と夜の二回行われ、昼の鬼はしりは午後四時 頃から始まりますが、ここに登場する鬼の松明には火はつけられません。 夜の鬼はしりは午後九時頃から始まり、火天役による火伏の行に続いて三人の鬼達が燃えさかる 松明を振りかざして勇壮に堂内を巡ります。松明は重さ約60kgもある大きなものです。この鬼 は邪悪な鬼ではなく人々に幸福をもたらすために訪れる鬼とされ、これはわが国に古くからある鬼 に対する考え方です。また松明の燃え具合で米の作柄を占ったり、本尊後ろの板壁をたたくと肩こ りにはならないとか、鬼の体に縛りつけられた紙縒りをもらうと厄除けになるなどの民間信仰が行 事のなかにあります。このように中世以来の伝統的な地域社会が行事を伝承していることや、わが 国の民間信仰の変遷をしめす貴重な民族行事として、平成七年に国の重要無形民族文化財に指定さ れています。 【現地説明板より転記】
松明入場
堂内から持ち出された浄火が、再び松明に転火され堂内に戻されます。
いよいよ!
いよいよ、鬼走りが始まります。
先頭に赤鬼の登場です。鬼の後ろに水天(かわせ)が付きます。青鬼、茶鬼がつづき、決めの
ポーズを取ります。 これを3回繰り返して終了です。
約30分ほど続き、鬼走りは幕を降ろします。
夜の鬼走りが始まる頃、急に冷え込みが厳しくなりました。 そして、始まると同時に氷まじり
の雪が。。。。。 そして小雨が降り出す始末。前のカメラマンは傘を差し出すわ、カメラを雨から
守りながらの必死な撮影となりました。
の雪が。。。。。 そして小雨が降り出す始末。前のカメラマンは傘を差し出すわ、カメラを雨から
守りながらの必死な撮影となりました。
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