大神神社 ト定祭

今年は『安値ではじまり』

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 三輪そうめん 神前での占いで『安値』はじまり。

 毎年2月5日、三輪そうめんの里、桜井の大神神社で、奈良県三輪素麺の初相場を神前で占われます。

 今年は極寒手延べ三輪そうめん、箱詰め(18キログラム入り)誉(ほまれ)1万700円と今年は

5年ぶりに「安値」でのスタートとなりましたが、。昨年(1万400円)より300円アップしていま

す。
この価格は全国のそうめん初取引の参考になっているようです。

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 ト定祭は三輪そうめんを製造する業者106社でつくる奈良県三輪素麺工業協同組合(寺田裕彦理事

長)と三輪そうめん販売業者らでつくる奈良県三輪素麺販売協議会(池田利一会長)が共催する伝統行事

です。

 あらかじめ製造業者と販売業者の間で、安値、中値、高値を決めておき、神前での占いにより寄付きを

決めます。

 鈴木寛大神神社宮司は、「近江商人の考え方に『三方良し』との考え方がありますが、最近の風潮で

は『一方良し』という、つまりは自分だけが良ければいい、という考えが広がっているようです。

 しかし、商売も、信仰も、三方(自分、相手、世間)が良くなければ続きません。『三方良し』の精神

で精進し、来年のト定祭にも、笑顔でお越し下さいますように」と商売のこころを説き激励した。

 三輪山山麓一帯では、今、極寒手延べ三輪そうめんづくりが最盛期です。3月頃まで製造が続きます。

 麺には腰があり、食感の良さが高く評価されている奈良県名産品のひとつで、生産高は18キログラム

詰め換算で13万箱程度が見込まれているそうです。

浦安の舞
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三輪素麺掛け唄の踊りや三輪素麺音頭の奉納
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 この日も正午頃大神神社に入り、近くの『平等寺』を散策して時間を調整しました。

 2時過ぎになって拝殿内でト定祭が開かれましたが、素麺協会の神事ということもあって、

 拝殿内でしめやかに執り行なわれていたので、なにやらわからないまま終わってしまいました。

 ト定祭が終わると、『三輪素麺掛け唄の踊り』や『三輪素麺音頭』の奉納が行なわれましたが、

 近くの恵比須神社で初えびすが行なわれるため早々に退散させていただきました。





■撮影日 2009年2月5日(木)
■所在地 桜井市三輪 大神神社本殿
■機材  EOS-40D EF 70-200mm F4L IS USM / EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USM