葛木坐火雷神社(笛吹神社) 鎮火祭

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 毎年11月15日に行われる、葛城市の笛吹神社(葛木坐火雷神社)の「鎮火祭」に行ってきました。

いつからこの神事がはじまったかは不明ですが、一時廃れていたこの行事を5年ほど前から、若い
神主さん(持田照久宮司)が中心となって復活されたようです。 挨拶でも、「伝統行事はできる
だけ多くの人に知ってもらいたい。しかし、イベント化してしまわぬよう、常に元来のいわれを汲
み厳粛に行うよう心掛けたい」と語っておられました。

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 火を起こす道具です。 昔ながらの道具(火きりろくろ)を使って火を起こします。

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 少し手間取りながらも種火を付け、火を起こしました。  

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 火を奉納し、火の神を鎮める祝詞をあげます。 

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 祝詞のあと、水、土、水苔をかけて火を消し、火の神を鎮めます。
 
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 火の神を鎮めた後、役員や氏子、消防団という順に玉櫛奉納が行われます。

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 最後にお祓いを受け、神事は終了します。1時間ほどの神事でした。 
 
おまけ

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 なんとこの日は二度寝をしてしまって、起きたのが9時過ぎ。温かい布団の誘惑と戦いながら
いそいそと準備をはじめる、この気合いの無さ。。。。
 なんとか9時半には車に飛び乗って、現地に向かいます。

 なんとか10時すぎに境内に入れましたが、神事はもうはじまっていました。

 ところが、ははは!   カメラを持ってるのは私ひとり。。。。
 と言うより、神事を見にきてるのは、ははははは! 私だけなんですよね。

 皆さん、『こいつ誰?』という視線に、笑顔で応えながら『火起こし』の時にはしっかり
拝殿にまでのぼらさせていただきました。

 一度廃れてしまったこの神事。 10年・100年・1000年と続いていくことを信じて
伝統文化を守り続けてほしいですね。

 


■撮影日 2009年11月15日(日) 10時~11時
■所在地 葛城市新庄町笛吹字神山
■機材  EOS-40D EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM