漢國神社 鎮華『三枝祭』と式包丁奉納
【祭神】
【歴史】
推古天皇元年2月3日、勅命により大神君白堤が園神を祀ったのに始まると伝える。その後、養老元年11月28日、藤原不比等が韓神二座を相殿として合祀したという。かつては春日率川坂岡社と称していたが、韓神の韓が漢に、園神の園が國となり、「漢國神社」という社名になったと伝える。貞観元年1月27日、平安京内の宮内省に当社の祭神を勧請し、皇室の守護神としたと社伝では伝えているが、平安京の園神社・韓神社の社伝とは矛盾している。
【施設】
林神社 = 境内社の林神社(りんじんじゃ)は、林浄因命を祀り、日本唯一の饅頭の神社として製菓業者の信仰を集めている。林浄因は現在の中国・浙江省杭州市出身で、貞和5年に来日し、漢国神社社頭に住居して日本初となる饅頭を作ったという。
鎮華「三枝祭」次第
平成二十二年六月十七日
午前十時半斎行
一、 一同着座
二、 修祓
三、 式包丁奉納「二見鯉」
清和四條流一門
後見人 清本健盛
包丁人 山上恵盛
持出人 川西豪盛
納 人 小川勝盛
添衣人 高田浩盛
四、 献 饌
五、 祝詞奉上
六、 禄を賜う
七、 玉串放奉
八、 撤 饌
十、 盛飾り披露
十一、 直会
梅雨入りして間もないのに、この日は青空が♪ ただし蒸し暑く気温も31.8℃を記録。暑い、暑い
一日になりました。 三枝祭はお隣の率川神社が有名ですが、同時刻でここ漢國神社でも行われて
います。 儀式はかなり違い、こちらの見所は『式包丁奉納』。
両方見ようと、率川神社と漢國神社を猛ダッシュで見ようとする方もおられますが、やはりキツイようです。
修祓。
奉上された鯉を、包丁式の行われる舞台に運ばれます。
いよいよ包丁式がはじまります。 (ここの詳細は次の記事に書きますね。)
玉串は、今回はゆりの花が用いられます。 定かではありませんが、本殿に奉納されているゆりは
昨日、大神神社から運ばれてゆりじゃないでしょうか。