奈良少年刑務所
外見からは、ヨーロッパのお城を思わせるような正門。そして内部の建物。
赤レンガが、時代を感じさせてくれます。
内部には年一度、9月に「矯正展」という一般公開行事を開催しており指導内容の紹介、受刑者の絵画や文芸等の作品紹介、本館前の広場を中心とした物販などのほか、さらに奥に入って施設を見学するツアーも行われています。
【外観・設備】 美しい煉瓦造りの外塀、正門(表門(ひょうもん)と称する)が特徴。内部の建物もその大半が100年以上にわたって使用されている煉瓦建築である。武道館に相当する建物等は新規に改築されている。一部には戦後、旧陸軍の建物を移築した施設もある。 山下啓次郎(司法省営繕課)が設計。千里久春吉の名前も設計者の一人としてあがっている。 【沿革】 ■慶長18年(1613) 奈良奉行所(幕府直轄)開設。奉行所北側の北魚屋西町(現在の奈良女子大学敷地) に牢屋敷。 ■明治4年(1871) 花芝町から西笹鉾町の奈良代官所跡地に移転、奈良監獄署となる。 ■明治9年(1876) 県の合併に伴い堺県の奈良監獄分署となる。 ■明治14年(1881) 県の合併に伴い大阪府の奈良監獄分署となる。 ■明治20年(1887) 奈良県再設置に伴い奈良監獄署となる。 ■明治34年(1901) 現在地への移転着工。 ■明治41年(1908)7月 現在の建物が竣工。 ■明治42年(1909)3月 現在地に移転。 ■大正11年(1922)10月 奈良刑務所と改称。 ■昭和21年(1946)7月 奈良少年刑務所と改称。 ■平成20年(2008) 100周年記念矯正展開催。
外観から見た少年刑務所。 ヨーロッパにいるような雰囲気ですよね♪