大和郡山洞泉寺 遊郭

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 町の人権学習会に参加することになり、大和郡山の旧川本邸(遊郭)の建物の内部を見学することが
できました。

 噂では奈良にも遊郭があることは知っていましたが、こんな身近なところにあったとは知りませんでした。 現在営業されている遊郭はあるのか疑問ですが、ネットで調べたところ、奈良町・奈良市木辻町・
大和郡山の東岡町・柳町、そして今回訪れた洞泉寺が奈良三大遊郭として有名らしい。

 びっくりしたことに、生駒の宝山寺。橿原の方にもあったらしい。  ぜんぜん知らなんだ。



 話しはここ洞泉寺に戻すが、写真をみてもらってわかるように木造3階建ての立派な建物で、当時の
賑わいぶりが目に浮かぶようだ。 大正13年遊郭として建てられ平成11年に解体されることになり、大和郡山市が保存活用のために取得し、現在は空き家状態となっていましたが、市民や学生のボランティアによって少しずつ、掃除や修繕を行っているようです。

 入る入らないは置いて置いて、その当時の光景を一度は写真に残しておきたかった。。。。。  


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 玄関

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 受付  そろばんが無造作に置かれているところが芸が細かいですね。

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 ここは炊事場??かな。

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 玄関よこ、大通りに面した部屋の一階部分。 ここにおんな達が待機、客引きをしてたのかな??

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 中にはが立派です。 

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 お風呂。 天井が高いんですね。。。。。

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 ここから階段を上り2階へ

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 階段の付き辺りからの窓から見た吹き抜け。  丸窓で、おしゃれな雰囲気があります。

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 2階に出た広間。

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 日本建築の「美」を感じませんか。 光と影のバランスが溜まりません。

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 個室だったのでしょうか。

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 4畳半ぐらいかな。。。  ここで、男女の関係が。

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 お気づきだと思いますが、これだけ大きな建物なのに廊下が狭いのは何故?

 少しでも多くの部屋を確保したかったのでしょうか。

 今の消防法では、違法建築ですよね、きっと!

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 こちらの部屋は床の間もついて広いです。  一律料金ではないようですね。

 そうそう、同行くださった先生の言葉を思い出しました。

 東岡町は庶民の遊郭だったのに対して、洞泉寺は少しくらいの高い方が遊ばれた遊郭だったそうです。

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 2階と3階をつなぐ大きな階段。

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 正面は当時のままに再現されていますが、横はトタン板で修復されておりちょっとイメージが違い
ますね。 建物の中にた時は気づきませんでしたが、3つつながったハート型の窓があったんですね。



 もしかしたら、ブロ友さんの銀狐さんやいろはさんがお世話になっているかもしれませんので、今度お会いした時に聞いてみることにします。

 実際の体験談だと聞かせてもらえればまたこの記事の値打もあがりますよね。

 ならのこういう情報もしらべてみようかな。

 まだ、宝山寺ではいまも現役の遊郭があるとか、ないとか。。。。。






■撮影日  2011年10月12日(水)
■所在地  大和郡山市洞泉寺町10