《54》仏隆寺の向え、赤埴下城

赤埴下城の全景

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 『千年桜』で有名な仏隆寺。その駐車場の裏山が、赤埴下城です。
 赤埴下城は、東西に伸びた丘に築かれており、中央に主郭を配置。東側に郭を土橋で結び西側には、だいぶ埋もれてしまっていたが二重空堀を配置。北側には主郭に沿って、帯郭を配置された東西90m程の城です。

主郭から見た東郭

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 この写真では判りませんが、東郭との間に空堀が掘られています。
 

東郭と主郭を結ぶ土橋

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 東郭と主郭を結ぶ土橋です。 この土橋が架かる空堀は、南側が竪堀状になっており北側は帯郭になり周り込んでいました。

主郭

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 主郭は植林されており、下草も少なく遺構の様子が判り易い。主郭は長細く、中央がわずかに高くなっているのが判ります。

主郭から見た帯郭

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 主郭に沿って、北側に帯郭が築かれています。 帯郭は東側と西側の二重空堀の内側に繋がっており、また仏隆寺の駐車場のすぐ横までぬける道にもなっていました。

登城口

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 仏隆寺の駐車場から道を登るとすぐに、城に入れます。奥の林の中に見える丘が調度、東郭にあたります。 非常に簡単に入れる城でした。


 赤埴下城は、『千年桜』で有名な仏隆寺の駐車場の裏にありました。車で行けば1分もかからず城内に入れ、非常に行きやすいお城です。(仏隆寺までの道のりはあるが・・・)遺構は東郭・土橋・空堀・主郭・帯郭・二重空堀と小規模ながら見るところも多く、お勧めできる城です。 赤埴上城とセットで行けば、充実できることまちがいなしです。
 桜のシーズンに行くと、大変混雑しますが『千年桜』も非常に見応えがあるとの事です。
 

□所在地     宇陀市榛原区赤埴乙
□形式      丘城
□高さ      標高507m 比高27m
□規模      南北30m 東西90m
□築城年代    不明
□築城者・城主  赤埴氏か
□遺構      郭、空堀、土橋




■登城日  2008年3月11日(火)

【参考サイト  奈良大和路「気分はコクジン2」】
 http://gfi401.fc2web.com/narakokujin2-58.htm