八日薬師「弓矢祭」

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 早朝の5時に射手4人(ネギ、カミドノ、シモドノ、ユリカエシ)とネンニョと呼ばれる頭屋が、

八坂神社下の小橡川に入って水垢離(ミズゴリ)を行います。

 厳寒の中素っ裸で入り合掌して禊ぎをし身を清めます。

 根性のない私は、ゆっくりお出かけ♪
(今回はブロ友のミキちゃんのあっし―。。。。 昼食付きで商談成立です♪)

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 会式のあと、景徳寺の裏庭で弓矢祭がはじまります。  射手の入場です。

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 景徳寺の住職により祈祷が行われます。

 読経を終えたのち、小さな梅の矢で正面左右に6本の矢を射ります。

 今年は矢が右の僧侶の頭にあたるハプニングが。。。  何も無かったかのように執り行われたので

気がつかれた方が少なかったかも。

 なんとmikipuuさんのカメラにしっかりおさめられていたとは。。。。


 的は1.5メートル程で、薄く剥いだ杉材を網代に組んで作られます。

 これに柳を焼いて砕いた炭で三重の円を描き、縁をタク(楮)の皮でかがります。

 弓が的に命中すると、黒い煙状の粉が舞い上がるよになっていました。


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 この弓矢祭は平家一門が再興を願い、弓矢の練式を行っていたことにちなむ祭。

 薬師堂で会式が行われたあと景徳寺の裏庭で、精進潔斎した村の若者を弓手に弓矢祭が行われました。

 機会があれば、ブロ友と呼ばせて頂いていいですよね♪ 

 今度はエリザベスさんのコネを使わせて頂いて、早朝5時からの水垢離。 そして会式の撮影の撮影

許可取ってもらお♪

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 正月を迎えると、射手達は連日の弓矢の練習を行うようです。

 皆さんなかなかの腕前♪  今年は見事4本の矢が的を射ることができました。

 的までの距離は約40mもあるんですよ。    

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 皆に日本酒の振舞と白米を配られました。

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 中央の少年が禰宜(ネギ)と呼ばれ、1年目の少年が受け持ちます。両脇には上殿(カミドノ)、

下殿(シモドノ)と呼ばれる2・3年目の少年が並び弓引きを行います。

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 今年初参加の禰宜

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 どちらだろう。。。。  最後に射るから、下殿かな?

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 最古参の4年目の射手は射返し(ユリカエシ)と呼ばれ弓打ちの先導を勤めます。

 これを勤めあげて一人前と認められ、少年から青年への通過儀礼としての意味もあったようです。

 最後は、すでにその役を終えている青年(スケダチ)とともに矢を射り弓矢祭が終了します。


 この祭りは、県指定無形民俗文化材に指定されています。

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 場所は景徳寺の本殿に移り、餅巻きが行われました♪

 餅だけではなく、お菓子やみかん、カップ麺なども。。。。。  

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 皆さんにお札を配られていました。

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 素敵な笑顔ですね♪

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■撮影日  2012年1月8日(日)
■所在地  奈良県吉野郡上北山村大字河合136