椣原 勧請網掛 綱造り編

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毎年1月3日に平群町の椣原の金勝寺で竜神勧請縄掛けが行われます。

 昭和54年までは、1月7日に『竜神勧請綱造り』、8日に『竜神勧請綱掛け』が行われて
いましたが、昭和55年からは1月3日の一日で行われるようになりました。

 県下では規模が大きく、古い形式を保っており無形民俗文化財に指定されています。


 午前9時過ぎに金勝寺に着くと、境内では綱造りがもうはじまっていました。

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 本堂では、男根を作ってました。 地元の方の会話を聞くと、今年のは少し小ぶり?

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 綱藁は蛇(竜)を表し40mの男綱と12mの女綱を造ります。 でもええ加減のようで、今年は
男綱は30m強しかないとのことでした。  

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 過疎化が進むこの椣原も、近年宅地が進み人口が一気に増えつつあります。 この新興住宅地の
住民が協力するようになり、伝統を引き継がれていくようです。
 この写真では、丁寧に綱作りを教えておられました。

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 こんな資料を見つけました。 今では言い伝えではなく、文章でも正確に残されているんですね。

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 金勝寺の奥さんから、甘酒を頂戴しました。

 すごく気のきく奥さま。 いつまでこの行事が続くのか心配されておられました。  

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 12時ちょうどにお昼になります。 お弁当やおにぎり、豚汁をいただきます。

 豚汁は皆さんにも振る舞われました。  寒い中の豚汁は温かくておいしかったです。


 昼からは、『竜神勧請場網掛け』がはじまります。    つづく。。。。。。。



撮影日 2010年1月3日(日)
所在地 生駒郡平群町椣原53 金勝寺境内
機材  EOS-40D EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
    デジタルⅩ EF70-200mm F4L IS USM / EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM